各種外来・診療の特徴と流れ
肥満外来(ダイエット外来)
「食事制限しても痩せられない」「リバウンドを繰り返している」「健康診断でメタボを指摘された」——肥満は意志の問題ではなく、ホルモンや代謝の乱れが関係する医学的な状態です。一人で頑張るダイエットには限界がありますが、医師のサポートと薬物療法を組み合わせることで、安全で効果的な減量が期待できます。
・こんな方に
当クリニックでは初診時のBMIが25以上の方のみ、診療を行います。高BMIのリスクは様々な報告があげられていますが、日本人データで特にエビデンスが確立しているものに絞ると以下になります。
・2型糖尿病:BMI 24.6でリスク2倍(Metabolism 2025、16万人コホート)
・慢性腎臓病(CKD):BMI 25.0でリスク2倍(同上)
・脳梗塞(心原性脳塞栓):BMI 25超からリスク上昇(JPHC研究、約9万人)
・閉経後乳がん・肝がん:BMI増加との関連「確実」(国立がん研究センター予防ガイドライン)
・大腸がん・子宮内膜がん:BMI増加との関連「ほぼ確実」(同上)
一方で、日本人男性では BMI 23未満から総死亡リスクが上昇し始め、BMI 18.5未満では脳卒中転帰不良・肺炎・低栄養関連死亡のリスクが顕著になるとという報告などもあり、日本人では痩せすぎは健康被害のリスクが高い可能性があることから、当院では男女ともにBMIが25以上の方を対象に診療を行います。
実際の診療は、体重・BMI・生活習慣・既往歴をもとに個別の治療プランを作成します。食欲抑制や脂肪吸収を調整する薬を処方し、食事・運動のアドバイスと合わせて継続的にサポートします。お薬はご自宅へ直接配送するため、忙しい方でも無理なく続けられます。
【処方薬の例】
GLP-1受容体作動薬(セマグルチド等)、SGLT2阻害薬(ダパグリフロジン等)、防風通聖散(漢方)、防己黄耆湯(漢方)
【診療の流れ】
① 予約・問診(身長・体重・既往歴・生活習慣を入力) → ② ビデオ診察 → ③ 治療プラン・薬を決定 → ④ お薬をご自宅へ配送(目安:2〜4営業日) → ⑤ 月1回の体重報告・フォローアップ(必要に応じて薬を調整)
※BMIが当院の基準以下の方、妊娠中・授乳中の方、特定の疾患・薬を服用中の方は処方できない場合があります。治療効果には個人差があります。食事・運動指導も組み合わせることで、より高い効果が期待できます。